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ジョージの奥さんパティは、マハリシ・ヨギから超瞑想の会の講義を受けていた。パティはジョージにマハリシの講義をすすめ。。ジョージは他のメンバー3人にも勧める。’67年8月24日、ロンドン・ヒルトン・ホテルで開かれていたマハリシの講義に、仕事で行けなかったリンゴを除いたメンバー3人は出席し関心を深める。 ジョンやジョージは、公演に行けなかったリンゴに、興奮気味に電話をし、リンゴにもマハリシの瞑想を薦めた。 結局、翌日の8月25日から、4人はレコーディングを中止して列車でウェールズのバンゴアにいるマハリシの元へと向かう。 メンバーは奥さんや恋人も連れていったが、報道記者にもみくちゃにされ、ジョンの当時の奥さんシンシアは列車に乗り遅れてしまう。。。後に「このときがジョンとの別れの序章になった…」とシンシアは語る。 ビートルズの新たな興味ということで、ビートルズの友人のミュージシャンたちもビートルズに同行してマハリシの元へ向かう。。。ストーンズのメンバーなども同行する。 1967年8月27日、マネージャーのブライアン・エプスタインが、ロンドンの自宅で死体となって発見された。以前に2度ほど自殺未遂もあり自殺の疑いももたれたが...死因は睡眠薬や精神安定剤の常用による偶発的なものと裁定された。享年32歳の若さであった。ツアーを止めてからのビートルズとエプスタインは、以前ほどの親密さは失っていたが、彼の死を知ったメンバーの衝撃は相当なものであった。。。 ウェールズのバンゴアで開かれていた、マハリシの瞑想修行に参加していたビートルズは、すぐにロンドンに戻り、後日予定されていたインド行きの話も延期にした。。。 『ブライアンがいなくなった今、僕らは船長をなくして嵐の海を揺れる船みたいなものだ』とジョンは語った。。 ビートルズは、ブライアンの死後、自分たちのチカラだけですべてを解決していこうとし始めたが。。。このことは、ビートルズ崩壊の序曲へとなっていくのである。。。 無名のビートルズを、この世に出し大成功へと導いたブライアン。。。彼のチカラなしには、ビートルズは、現在にまでも名を残す偉大なロック・バンドへと成長することは決してなかったと断言できる。 彼は、プロデューサーのジョージ・マーティンとともに、5人目のビートルズと呼ばれているほど、彼のビートルズのビジネス運営に対する統率力は誰にも代えられないものだったのである。 ブライアンの急死から2週間後に、ビートルズはTV映画『MAGICAL MYSTERY TOUR』の撮影ロケに出発した。 「マジカル・ミステリー・ツアー」は、ポールの発案であり、他の3人も大乗り気になり始まったと言われている。 2週間に渡り台本も脚本もない気ままなロケは行われた。 このTV映画はクリスマスの翌日の12月26日に放送された。視聴率はなんと75%を獲得した。 しかし、評論家たちからは、「無意味なナンセンス」「騒がしいだけのクズ」と散々な酷評を受け、さらには「ビートルズの生み出してきたマジックは終わった」「ビートルズ初の失敗作品」とまで言われた。 ポールは、この酷評に対し… 『これは音と映像が一体化した新しい映画なんだ。音を見る映画さ。だからストーリーも不 要だし、僕らは映画にはストーリーが必要だという古い概念を打ち破ったんだ。そこに意義 があるんだ。』 と発言している。 このポールの発言は、今の時代になって聞いてみると...まさに。。。現在では頻繁にTVから流れるイメージCMや、音楽のプロモーション・クリップなどに見られる手法について論じているようにも聞こえる。 今の時代になって、このTV映画を見てみると、『MAGICAL MYSTERY TOUR』は失敗でもなんでもなく、すぐれたアーティストにありがちな、早すぎた表現方法だったのでは?と言えるのかもしれない。もうひと言加えれば、TV映画の方は散々の酷評であったが、アルバムの方は誰が聞いても素晴らしい仕上がりである。 ビートルズのサイケデリック・サウンドの頂点ともいえるアルバムで、このアルバムがベストだというファンも少なくない。 さらにもう一つ加えれば、もしブライアンが生きており、この映画製作に少しでも関わっていたならば。。。映像に関して素人集団のビートルズだけに撮影および台本等を任せず、さまざまなアドバイスを優秀な映像スタッフ等から得た上で撮影を始め、もう少し違った仕上がりになっていたのでは?とも思われる。 |
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