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コンサート会場だけではなく、ビートルズはイギリスのお茶の間にも進出した。10月13日に出演した、イギリスで最も人気のあるTV番組「Sunday Night at London Palladium」では、なんと!視聴率が50%に達し、まさに1500万人のイギリス人がこの番組を見たこととなった。 この日の放送の翌日から「ビートル・マニア」という言葉が使われ始めた。 ちなみに、この番組には翌64年1月12日にも出演、演奏曲は、1963年出演時は「抱きしめたい」「This Boy」「All My Loving」「Money」「Twist and Shout」。 64年出演時は「抱きしめたい」「Please Mr.Postman」。 11月4日には、ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス(王室臨席のもとで年1回行われる、オール・スター・チャリティ・ショウのようなもの)に出演する。 このショウに、ロック・スターが出演するのは、ビートルズが初めてであった。ショウには、皇太后、マーガレット王女、スノードン卿などの皇室、王族を見るための良識ある国民...そしてたくさんのビートルズ・ファンが会場に詰め掛けた。 最後の曲「Twist and Shout」の紹介時に「安い席の皆さんは拍手をしてください。あとの方々は宝石をジャラジャラ鳴らしてください」と言ったジョンの発言は、翌日の新聞にこぞって取り上げられ、庶民の声を代表したジョークとしてイギリス中で大好評となる。 共演はマレーネ・デイトリッヒとモーリス・シュバァリエ。ビートルズはこのショウのトリを務め「From Me To You」「She Loves You」「Till There Was You」「Twist And Shout」の4曲を演奏した。 なお、このショウの様子は、BBCにより11月10日にTV放送された。 この頃になると、ビートルズ人気の秘密をめぐり、いろいろな論議がはじまり、レノン・マッカートニーの作曲家としての評価が極めて高くなってきた。『ロンドン・タイムズ』紙の音楽評論家は、レノン・マッカートニーは1963年度の最高の作曲家として認めた。 『サンディ・タイムズ』紙のリチャード・バックルは、「ビートルズはベートーベン以来の偉大な作曲家」と最高級のほめ言葉を彼らに贈った。 すでにこの時期に、ビートルズは単なるポップ・アイドルとしてではなく、偉大な音楽家として評価される存在になっていたのである。 |
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